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赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱの資格と難易度

水の事故を防止するための知識・技術をもつ救助員

赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱは、水の事故を防ぐために必要な知識や技術を身につけた人が取得できる資格です。
海などでは溺れてしまう人がおり、場合によっては津波や大雨などで事故が起きることもあります。
こうしたときのために、水難に関する対策法を身につけた人のことを指します。
この資格は赤十字病院が認定しており、取得することでさまざまな活動ができるようになります。

資格取得者が身につけていることとして、「泳ぎ方」があります。
基本的な泳ぎ方を身につけている人は多いものの、事故や災害のときにも役立つ泳ぎ方を身につけている人は少ないです。
赤十字水上安全法救助員はこうした泳ぎ方を身につけており、困っている人を泳いで救助することができます。

また、この資格を取得している救助員は、「溺れた人の救助の仕方」も身につけています。
海や川などで溺れた人を救助する場合、やみくもに海へ突入するのは良くありません。
正しい方法で救助しないと、助けに行った自分も巻き込まれてしまうことがあります。
さらにせっかく助けに行ったのに、救助が必要な人をなかなか救い上げられないこともあります。
こうしたことを防ぐために、赤十字水上安全法救助員は必要な技術を身につけています。

さらに、「応急処置の方法」も習得しています。
水難事故にあった人を救助したあとは、応急処置が必要な場合もあります。
救急車が到着する前に救助員が適切な処置をすることで、人の命を救える可能性が高くなります。

このように赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱは、人を直接助ける、とてもやりがいのある仕事です。
資格を取得して、目指してみるのも良いでしょう。

赤十字社が開講している講座を受講する必要がある

赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱの資格を取得するためには、赤十字社が開講している講座を受ける必要があります。
この講座は受講資格があり、「救急法基礎講習」という講座を修了している必要があります。
また、基本的な泳力を身につけておく必要があるため、誰でも受講できるわけではありません。

さらに講習は受講できる人数が決まっているため、検討している場合は早めに応募すると良いでしょう。
時期にもよりますが、30人を定員としていることが多いです。

講習時間は赤十字水上安全法救助員Ⅰの場合は14時間ほど、赤十字水上安全法救助員Ⅱの場合は12時間ほどです。
この講習で、資格を得るために必要なことを全て学ぶことができます。
実際に水難事故の救助を行っている指導員が講習を担当しているため、実践的な内容を習得できます。

講座を受けて検定に合格すれば、資格を取得できる

講座を受けて全過程を終了すると、受講証を得ることができます。
そして検定を合格すると、救助員としての認定証を得ることができます。
つまり赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱは、講座を受けて検定に合格すれば、比較的短期間で資格を取得することができます。