認知ケア指導管理士とはどういう資格?
高齢化社会と呼ばれて以降、現在は超高齢化社会に突入しています。
健康な状態で高齢となる人は少なく、何らかの疾患をお持ちの方も多いのですが、中でも問題となるのが認知症です。
記憶が定かではなくなってしまったり、今いる自分の場所がわからない等、認知症になってしまった方も大変つらい思いをされますが、ご家族にとっても大きな問題です。
こうした認知症に関して専門知識を持っているのが認知ケア指導管理士です。
認知症ケアのプロと呼ばれるこの仕事はどういった仕事なのでしょうか。
認知ケア資格の中でもより専門的、実践的な資格
認知症ケアに関係する資格はいくつかありますが、その中でも認知症ケア指導管理士は専門的知識はもとより、より実践的な技術を要している資格といわれています。
認知症患者さん、またそのご家族について総合的なサポートを行う資格です。
この資格については、介護に関するケアマネジメントを行うケアマネージャーや、社会福祉に関する相談業務を行う社会福祉士などの明確な区分けがなく、認知症に関して様々な事に係わる仕事です。
介護からご家族の相談などを受け、それについて専門職となるケアマネージャーや社会福祉士と相談しながらすべきことを考えるといった、専門職のサブ的存在の仕事です。
この資格は特定資格となる介護福祉士や社会福祉士よりも認知症に特化した資格となっていますので、別の特定資格を持っている方がスキルアップを目的として取得されることが多い資格ともいえます。
またご家族に認知症高齢者が折られる場合に、その介護を目的として認知症について詳しい知識を持ちたいと取得される方も多くなっています。
認知症ケア指導管理士の資格取得方法
試験は初級、上級があり、例年初級は12月初旬、上級は一次試験が7月上旬、2次試験が12月実施予定とされています。
初級は誰でも学歴等関係なく受けることができ、上級は認知症ケア指導管理士初級資格者その他受験資格がありますので、試験詳細をよくご覧になって受験資格を確認し申し込みを行ってください。
初級の試験地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡他で上級は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡となっています。
試験時間は初級が1時間30分、上級の一次試験は1時間30運、二次試験も1時間30分です。
初級はマークシート方式の試験、上級はマークシートプラス論述の試験があります。
合格基準初級は、問題の総得点の7割が基準、問題の難易度によって補正した点数以上の人が合格となります。
上級の一次試験は合格最低点を合否通知時に通知、二次は課題に対しての対応力、判断力が問われます。
号泊発表は試験を実施してから1か月半後、郵送による通知で知らされます。
試験についての詳細は、変更事項等の可能性もありますので、かならず一般財団法人 職業技能振興会 資格取得キャリアカレッジのホームページ等で確認してください。
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