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社会生活の様々な問題に取り組む社会福祉士という仕事

社会福祉士の資格は国家資格となりますが、医師などの様に業務独占の資格ではなく、名称独占資格です。
つまりこの名称の資格を持っていない人が、社会福祉士という名称を用いて業務が出来ない、勝手に用いてはならないというものです。

社会福祉士という資格を持っていないと業務が出来ないということはありませんが、持っている方が専門的知識を保有する証明となり、質の高い業務ができます。

社会福祉士は、身体や精神に障害がある、またその環境によって日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関して、様々な相談業務を行います。

時に医師や保健医療サービス提供者と連携し、調整や援助を行うこともありますし、円滑な生活が送れるように福祉サービス等が必要な方への活動を行っています。

社会福祉士になるために必要な試験

社会福祉士になるためには厚生大臣指定の指定試験機関、財団法人社会福祉振興・試験センターが行う社会福祉士国家試験に合格することが必要です。
この試験を受験するためには、受験資格がありますので、その受験資格がなければ試験を受ける事が出来ません。

受験資格は4年制大学の指定科目を修め卒業した者、2年制若しくは3年生の短期大学等で指定学科を修め卒業し指定施設で2年以上または1年以上相談援助業務に従事した者、社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業、また社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業した者です。

試験会場は北海道、青森、岩手、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、香川、愛媛、福岡、熊本、鹿児島、沖縄(予定)です。

例年試験申し込みは9月上旬位から10月上旬位まで、試験は2月上旬に行われています。
試験会場や受験料については必ず公益財団法人 社会福祉振興・試験センターで確認してください。

福祉の充実が求められる日本において重要な資格

介護、福祉に関しては高齢化が顕著に進む日本において、最重要事項とされる問題です。
介護施設や福祉施設の充実を図るため、各所努力されていますが、社会福祉や介護について専門知識と技術を持っている資格者の需要もこの先ますます高まっていくと考えられます。

社会福祉士は資格取得のハードルが高いのですが、この先、この資格を保有されていることが社会福祉に役立つことになりますし、転職や就職などを考えた場合にも有利になる資格です。

しっかりと専門知識を学び受験資格を得て受験に挑むことが必要となりますが、これから先需要が高くなっていく資格として注目されている資格なので、福祉関連の仕事をしたいという人にとって重要な資格といえます。