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きゅう師の資格と難易度

きゅう師はきゅうでツボを刺激する仕事

きゅう師は、人の健康を保つために働く仕事です。
人は日々の生活で疲れが溜まることがありますが、このときにきゅうを行ってもらうと体が楽になったり、疲れが取れたりします。
きゅう師はこうしたきゅうを行います。

きゅうは「もぐさ」と呼ばれるものをツボの上に置いて燃やし、熱による刺激を与えます。
きゅうにはとても長い歴史があり、健康に効果的とされています。
また、施術を行ってもらったお客さんはリラックス効果も得ることができるため、幅広い方に人気となっています。

きゅう師になるためには、資格が必要です。
鍼灸師という国家資格となっており、必要なことを勉強した上で試験に合格する必要があります。

きゅう師の試験は合格率70%ほど

きゅう師になるためには、3つの条件を満たす必要があります。
まずは「大学に入学できること」です。
実際に大学へ入学している必要は必ずしもありませんが、高校を卒業している、もしくは高卒認定を取得していることがひとつ目の条件です。

次に、厚生労働大臣によって認められている専門学校や養成校で、きゅう師について学んでいる必要があります。
きゅう師の国家試験は、誰でも受験できるわけではありません。
専門的な知識と実技を一定期間学んだ人だけが受けられるようになっており、そのためには国が認定している学校で学ぶ必要があるのです。

一定の期間を養成学校で学ぶとひと通りの単位を取得でき、カリキュラムを修了することができます。
国家試験はその後に受験することになります。

最後の条件は、国家試験に合格することです。
鍼灸師の国家試験は合格率が70%となっており、比較的高めの傾向にあります。
もちろん勉強をあまりせずに合格することはできないものの、基本的なことをきちんと学んで試験を受験すれば、合格できる可能性は高いといえます。

ただ、以前に比べて鍼灸師の合格率は、徐々に下がってきています。
以前は90%ほどの合格率がありましたが、現在の鍼灸師の合格率は上記のように70%ほどまで落ちてきてしまっています。
きゅうは以前からある技術ですが、時間と共に新たな技術が開発されており、医学も進歩しています。
これに合わせて資格試験の内容も変わっており、養成学校が対応しきれていないことがあるのです。

ただしそれでも、鍼灸師の国家試験はきちんと勉強すれば合格できます。
しっかりと勉強して、合格できるように頑張りましょう。

将来は独立できる可能性もある

きゅう師はきゅうのお店やリラクゼーションサロンなどで勤務しますが、経験を積むと独立できるようになります。
自分のお店を持つとさらにやりがいも大きくなるため、独立を目標にするのもおすすめです。