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はり師の資格と難易度

はりでお客さんの健康を守る仕事

はり師とは、はりの技術でお客さんの体を の健康を守る仕事です。
古くから行われている健康法として、はりがあります。
はりはその名の通り針を用いて、体のツボを刺激する手法です。

ツボは指で押すことで刺激することもできますが、はりはよりピンポイントで刺激するために効果的です。
ただ、はりは針の使い方によってはお客さんを怪我させてしまう可能性があるため、きちんと正しい方法で行う必要があります。
そのためはり師は資格となっており、専門的な知識を専門学校で学び、その後に試験を受けて合格する必要があります。

はり師の資格を取るための、2つのパターン

はり師の資格を取得する方法として、次の2パターンが挙げられます。
まずは「はり師の養成学校で学ぶ」という方法です。
全国各地にはりの技術やはりを行う上での注意点などを教えてもらえる養成学校があるため、ここで勉強した後に国家試験を受けます。

はり師の養成学校は、卒業までに3年かかります。
比較的長い期間といえますが、はりの技術はそれだけ専門性が高く、奥の深いものなのです。
逆にいえばきちんとはりについて学ぶことで、お客さんにも良いサービスを提供することができ、支持されるようになります。
この期間は下積みと考えて、しっかり必要なことを学びましょう。

次に、大学ではりについて学ぶこともできます。
大学ではりについて学ぶ場合、より根本的な部分からはりについて勉強することができます。
するとお客さんの体調や体質に合わせてはりを行いやすくなり、より良いサービスにつながります。

大学ではりについて学ぶ場合、養成学校よりも長い4年間の期間がかかります。
はり師として仕事を始めるまでには時間がかかりますが、その分だけしっかりと基礎を身につけた上でスタートすることができます。

はり師の国家試験は難易度が上がっている

はり師の国家試験は、近年難易度が高くなってきています。
以前の合格率は70%ほどでしたが、近年は60%ほどを推移しています。

そのため必要なことを学んだからといって、必ずしもはり師になれるとは限りません。
きちんと国家試験の対策を行う必要があります。

ただし難しくなっているとはいえ、必要以上に難しい問題は出題されません。
国家試験はあくまでも、「はり師として知っておくべき基本を、しっかり身につけているか」が問われます。
問題集などを繰り返し解いて対策すれば、合格圏内の点数を取ることは十分できます。

はりは人の手で行うことが大切であり、これからも需要のある職業と考えられます。
さまざまな仕事がロボットに代わられる中で、はり師は今後も残り続ける可能性が高いです。
これからどんな仕事に就こうか迷っている場合には、ぜひはり師を考えてみましょう。