作業療法士ってどんな仕事?
作業療法士とは、「OT」とも呼ばれる職業のことです。簡単に言えば、人にリハビリを施す職業と言えば、わかりやすいでしょうか。
脳の病気などをしてしまうと、その後体に麻痺が残ってしまい、日常生活に支障が出るという人もいるでしょう。そんな人が、残された機能を最大限に使って生きていくことができるように、リハビリを施すのが作業療法士の仕事になります。
人間の脳は、すごく高い回復力を持っていることをご存知でしょうか。脳にダメージがあると、確かに体が麻痺してしまうことも多いのですが、それでもリハビリをしていくことで、ある程度は体を動かすことが出来るようになります。でも、体と言うのは動かし続けていないと固まってしまいますので、正しい方法で体を動かす方法を教える作業療法士の仕事は、とても大切な仕事になるのです。
作業療法士の仕事は、言ってみれば「病気の予後」を決定付けるものでもあります。ひいてはその人の人生に関わる可能性もある、非常に大切な仕事になります。
作業療法士になるには
作業療法士になるには、専門課程のある専門学校もしくは大学で課程を修了。その後、国家試験に合格をすることで、なることができます。
リハビリ関係の学校すべてにいえることですが、リハビリ系の学校と言うのは非常に難しく、途中で脱落してしまう人も少なくありません。授業がびっしりと詰まっているので、すべての課程を修了するだけでも大変ですが、それだけ作業療法士の仕事は厳しく、資格取得のハードルは高いということです。
人の命に関わる可能性がある仕事ですから、厳しいのは当たり前ですよね。そうやって、厳しい課程をクリアすることができた人だけが、プロの作業療法士として活躍をすることができるのです。
作業療法士が働く場所
作業療法士が働くのは、病院、介護施設、子供が通う療育センターなど。意外にたくさんの活躍場所がありますので、資格を取得していれば、働く場所には困らないのではないかと思います。ただし、作業療法士の仕事は決して楽なものではありませんし、常に勉強と努力をしていかなければならない大変なものですので、その点だけは覚悟をしなくてはなりません。
人の命や人生に関わる仕事と言うのは、決して簡単なものではありませんので、「自分の仕事の重さを理解している人」だけが、作業療法士としてしっかりと仕事をしていくことができると考えて下さい。
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